よく考えてみたら人生は美しい

せふんちゃんの名言はぴかいち

チョコレート嚢胞の手術をした話⑨

 ≪まとめ≫
ここまでが1年間のできごとでした。
皆さんにお伝えしたいポイントは、以下の4つです。
 
・早期受診する
1回目の腹痛で精査しておくべきでした。
あたりまえの話ですが、私のような放置プレイで痛い目を見るよりも、気になったら受診が手っ取り早く、安心。その後の方針は先生とよく話し合いましょう。
 
 
・定期健診を受ける 
職場で定期健診に付随して受けられる婦人科検診は、やるやらないは自由なんですが、受けていなかったんです。やっておいて損はないですから、婦人科検診まできちんと受けましょう。
 
・医療費の不明点はプロに任せる
全く分からない……となったのは高額医療費制度の話でした。
厚労省や加入保険のHPを読んでも、どこで受付しているのか?誰でも申し込めるのか?いくら返ってくるのか?疑問は増えるばかり。
医療機関には必ず相談できる場所があるので、分からないことは何でも聞きましょう。
急な入院でなくて予定入院であれば、保険などの手続きは入院の1週間前までにやっておくと安心です。
 
・薬局の薬剤師さんにも情報提供をする
実は職業柄ここを一番お伝えしたいんです……。長くてスマン。
近年、医薬分業が進んできている中で、薬薬連携(やくやくれんけい)といって、病院と調剤薬局間で薬の情報を共有しましょうという流れがあります。
しかしながら、調剤薬局は病院の電子カルテが見られないので、処方内容、お薬手帳や患者さんからの聞き取りの中などでしか情報が得られません。
なので私は、いつも積極的に調剤薬局の薬剤師さんとお話ししています。いつからどういう症状があって、受診したらこんな病名だった。これからこうする予定だとか。
受診時に今日は同じ薬出すとか変えるとか、絶対に先生たちは言ってくれるので、言われたことをそのまま薬剤師さんに伝えてくださればいいんです。
それが分かった上でお話すると、薬剤師さんたちは処方間違いや処方落ちがないかなどを最終チェックして、正しい薬を正しい情報と共に渡してくれるのです。
今回私はオペ前に投薬して頂いたときに、チョコレート嚢胞であること、手術を受けること、薬は術後も最低半年は飲み続けることをお伝えしました。
 
 
 
 
つい先日、オペから半年が経ちました。
 
ジエノゲストはしばらく飲み続けることにしました。オペは済みましたが、ほかのところで内膜組織が増殖するのを避けるためと、飲むのをやめてまた痛みが出たらいやだなという思いがあってのことです。
  
こうしておよそ1年間のできごとを改めて文字にして振り返ってみると、反省点がたくさんありました。
 
周りの方々に迷惑をかけながらの入院となってしまいましたが、たくさんの人に助けられながら生きてるんだな〜と実感しました。
 
私は幸いにも職場で治療を受けられたので、心的負担は非常に少なかったです。コロナのために面会全面禁止になったのは少し寂しかったですが……。
 
医療職は1人の患者のために、チームで動いています。
私もその一員として頑張らなければいけません。
 
誰にとってもそうですが、健康が一番大事です。
 
私の推しは、カタコトの日本語でいつも私たちにそう言ってくれます。本当にその通りですね。入院中も大きな心の支えとなりました。
 
 
以上となります。
ここまで読んでくださった方、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
何かの役に立てば幸いです。
 
リオペにならないことを願いつつ、ここで終わりとさせていただきます。